森林総合研究所
2050年の森
森林総合研究所トップページへ メニュー 未来の森を育む 1.水を育み国土を守る 2.自然環境との共生を図る 3.資源を循環利用する 4.森林の多面的機能の発揮
未来の森を考える
2050年の日本の森

 森林・林業・木材産業に関わる研究を通じて、豊かで多様な森林の恵みを活かした循環型社会の形成に努め、人類の持続可能な発展に寄与すること。それが、森林総合研究所の使命です。
 森林は国土の保全や水資源のかん養など、国民の安全・安心な暮らしに不可欠な多面的な機能を持っています。たとえば、二酸化炭素の吸収・固定による森の地球温暖化防止機能もそのひとつです。こうした社会の要請に応える研究開発の

方向性と達成目標をより明確にするため、森林総合研究所は、2050年を見据えたロードマップを作成しました。
 21世紀の社会は、化石エネルギー資源の涸渇、地球温暖化など、深刻な問題を抱えています。こうした問題の解決のためにも、森林や木材資源が担う役割はさらに大きくなっています。そんな状況を踏まえ、私たちは“2050年の日本の森”のあるべき姿を描いてみました。

 20世紀に造成された1000万haに及ぶ針葉樹人工林は資源の循環利用が進み、手入れの行き届いた健全な状態に保たれています。その一部は、広葉樹林や針広混交林など、多様なタイプの森に生まれ変わりつつあります。水土保全や生物多様性に配慮した森林の適切な配置が行き渡るとともに、景観や保健・休養の面でも優れた森林が広がり、多くの人々に癒しの空間を提供しています。

また、森林から安定的に供給される木質資源は、加工技術の進歩により広く活用され、耐久性やリユース・リサイクル率も飛躍的に高まっています。さらに、工場廃材や林地残材などの木質バイオマスは、エネルギー源やバイオプラスチックといった新たな素材としての利用が進み、化石資源消費の削減に貢献しています。

 このように、森林総合研究所は、2050年には森林を適切に育成し活用することにより、資源循環を実現し、多様な森林の恵みを将来に継承できるよう、持続的に森林を保全管理している姿を夢見ています。
 今回作成したロードマップでは、研究・技術開発を大きく4つの分野に分け、その下に社会ニーズに対応した研究課題を設定し、2050年を目処とした社会貢献をゴールとして示しました。そして、その達成に向け重点的に取り組む開発課題と

ブレークスルーとなる要素技術を時間軸に示しました。開発課題と要素技術は、変化する社会ニーズに柔軟に対応するため、広く意見を取り入れながら絶えず見直していきます。
 森林・林業・木材利用による持続可能な循環型社会の形成は、人類の持続的発展につながる重要なファクターです。森林総合研究所は、絶え間ない研究開発と成果の還元を通して、その実現に貢献します。

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Forests in the Year 2050
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