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更新日:2020年4月21日

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保全生態学の挑戦 空間と時間のとらえ方

表紙写真:保全生態学の挑戦 空間と時間のとらえ方
  • 著者:宮下 直、西廣 淳 
  • 発行:東京大学出版会  
  • 定価3,200円+税
  • 発行年:2015年
  • ISBN:978-4-13-060228-0 
  • 空間スケールと時間スケールの2つの座標軸から、気鋭の研究者が保全生態学の最前線をわかりやすく紹介。ニホンウナギ、ニホンジカ、マングースなどの生物や熱帯林、湖沼、草地などの生態系の保全・管理について、さまざまなフィールドの豊富な事例にもとづいて解説する。

    【目次】
    はじめに (宮下 直)

    第I部 空間スケール
    第1章 東アジアのつながり ―ニホンウナギの保全と持続可能な利用― (海部 健三)
    第2章 渡り鳥のつながり ―クロツラヘラサギが結ぶアジア― (西田 伸)
    第3章 大気と水のつながり ―国境をまたぐ汚染と流域圏管理― (智和 正明)
    第4章 ヒトと淡水魚類のつながり ―東・東南アジアの生物多様性― (鹿野 雄一)
    第5章 河川のつながり ―淡水魚類の移動と分散― (宮崎 佑介)
    第6章 水田と周辺環境のつながり ―稲害虫の広域管理― (吉岡 明良)

    第II部 時間スケール
    第7章 熱帯林の消失・回復と時間 ―過去を復元し現在の多様性を知る― (遠山 弘法・辻野 亮)
    第8章 ヒトとシカの時間 ―屋久島の生態系とシカ個体群変遷― (小野田 雄介・矢原 徹一) 
    第9章 外来生物対策と時間 ―マングース対策と在来種の回復― (亘 悠哉
    第10章 地域的な絶滅と時間 ―景観変化が引き起こす絶滅の遅れ― (小柳 知代)
    第11章 湖沼生態系回復と時間 ―タイムラグと不可逆性― (西廣 淳
    第12章 草地生態系の回復と時間 ―乾燥地の土地荒廃からの回復可能性― (柿沼 薫)
    第13章 予測と時間 ―生物多様性保全におけるモニタリング― (深澤 圭太)

    おわりに (西廣 淳)

     :当研究所職員
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