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<背景と目的>
REDDプラスは、第19回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP19)において、その実施に関わるモニタリング、セーフガード、資金等の技術面や政策面に関する基本的なルールが合意されました。さらに、COP21で採択されたパリ協定においては、REDDプラスの実施及び支援が推奨されています。こうした状況の中で、森林の生態系や生物多様性保全、地域住民の貧困削減等の観点も重視した“多様な効果を生むREDDプラス”への期待は高まりを見せ、現在、途上国各国がREDDプラス推進に取り組んでいます。今後、資金メカニズムの設計を含むREDDプラスの国際的な制度の設計・整備、また、民間セクターによるREDDプラス分野への参入を促すことが求められています。そうした中、こうしたメカニズムを下支えする様々な技術的な課題について、研究開発の成果を整理することは喫緊の課題です。
本国際セミナーは、途上国各国の条件に即した排出削減量の低コストな計測手法をいかに構築するのか、また、国全体の排出削減量において、地域レベルのREDDプラス活動をどのように評価するのか、といった課題に着目しつつ、今後のREDDプラスへの民間参画の一層の促進に向けた課題について議論します。
2018年2月7日 (水曜日)10時から17時30分
名称 | 東京国際交流館 国際交流会議場 |
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住所 | 東京都江東区青海2-2-1 |
交通案内 | ゆりかもめ「船の科学館」東口より徒歩約3分 |
ホームページ | 東京国際交流館 国際交流会議場 会場案内(外部サイトへリンク) |
主催:(国研)森林研究・整備機構 森林総合研究所
共催:国際熱帯木材機関、(独法)国際協力機構、森から世界を変えるREDD+プラットフォーム
後援:林野庁、外務省、経済産業省、環境省、日本リモートセンシング学会、日本森林学会、日本熱帯生態学会、森林計画学会
10時00分 開会セッション
開催挨拶 沢田 治雄(森林総合研究所 所長)
来賓挨拶 織田 央(林野庁 森林整備部長)
開催趣旨説明 野田 巌(森林総合研究所 国際連携・気候変動研究拠点長)
10時20分 基調講演
「REDDプラスの実践と今後の課題―住民の便益と森林保全活動の両立を目指して―」奥田 敏統(広島大学大学院 教授)
11時20分 セッション1:各国の条件に即した排出削減量の計測と参照レベルの設定
「REDDプラスのための森林参照排出レベル設定にかかるFAOの取組み―経験と教訓」Julian Fox(国際連合食糧農業機関(FAO))
「ベトナムにおける森林参照レベルの設定について」Nguyen Dinh Hung(ベトナム国森林インベントリ・計画局(FIPI))
「コンゴ民主共和国における森林モニタリングの役割」鈴木 圭(日本森林技術協会)
14時10分 セッション2: 地域におけるREDDプラス活動と民間参画
「JCMの下でのREDD+実施に向けた現状及び今後の展開」大仲 幸作(林野庁)
「サンマルティン州における関係機関との合意形成過程について」Milagros Sandoval (Conservation International(CI)ペルー)
「セーフガードの観点からの今後の取り組み」岡部 貴美子(森林総合研究所)
15時40分 コーヒーブレイク & ポスターセッション
16時00分 パネルディスカッション:REDDプラスの展開に向けたこれからの課題と民間参画
17時20分 まとめ
入場無料
参加申込は下記「関連リンク」参加申し込みフォームからお願いします。
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お問い合わせ
〒305-8687 茨城県つくば市松の里1
国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所 REDD研究開発センター
德川浩一
E-mail:climate*ffpri.affrc.go.jp
(注)*は半角@に置き換えてください
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