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森林保険では、無降水又は少雨による乾燥で生じた枯死の損害に備えることができます。
干害は、水不足によって立木が枯れてしまう被害で、その発生には、降水量や気温等の気象条件や、地形条件が大きく影響します。特に春先や夏の少雨、高温が危険期とされています。また、干害は植栽後間もない幼齢木に発生しやすく、干害被害のほとんどをⅠ齢級(1~5年生)が占めています。
【少雨】一般的に無降水期間が温暖期で30日以上、寒冷期で40日以上続くと発生しやすい
【高温】平年より2~3℃高い年は危険とされる
出典:森林保険に関する統計資料(森林保険センター)
年度 | 件数 | 面積(ha) | 保険金額(円) |
---|---|---|---|
H27 | 194 | 227.34 | 71,028,878 |
H28 | 143 | 114.77 | 29,194,816 |
H29 | 184 | 168.90 | 70,463,140 |
H30 | 263 | 213.48 | 99,637,561 |
R1 | 177 | 142.32 | 52,367,672 |
R2 | 178 | 160.84 | 43,696,326 |
R3 | 178 | 173.79 | 63,057,264 |
森林所有者が下刈の事前調査に訪れ、枯死しているのを発見しました。被害木の状況や、例年に比べて高温・少雨等の気象データにより、干害と認定されました。
森林所有者と森林組合の職員によるスギ植栽地の見回り中、幹や枝葉全体が赤褐色に変色し、枯死しているのを発見しました。被害状況や、地形・気象データ等により、令和元年11月の少雨・多照による干害と認定されました。
当該地では、平成30年7月中旬から8月中旬にかけて30℃以上の夏日が続き、ほとんど降水がなかったため、干害による枯死被害が発生しました。
当該地では、平成29年8月中旬から9月初旬にかけて雨量が極端に少なく、日照時間が長く、気温も高かったため、干害による枯死被害が発生しました。
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