「地域再生シンポジウム2021 in 飛騨」開催のご案内
森林総合研究所では、林業の振興と森林の有する公益的機能の維持増進に向け、森林・林業に関する課題を総合的に研究しています。その中で、近年全国的に広葉樹林を活用しようという動きが高まっているにも関わらず、まだ十分に活用されていない現状が見えてきました。近畿地域のように一度伐採されたあと再生した里山の広葉樹二次林が多いところでは、里山広葉樹林の研究成果や先進的実践例を共有し、地域を越えてその有効活用を図っていくことが必要です。そこで森林総合研究所は広葉樹二次林が多い岐阜県飛騨市と協同し、広葉樹林の活用を通した地域振興の実践例を紹介し、有識者を交えて広葉樹の循環的な有効活用の確立に向けた課題や今後の方向性について討論するシンポジウムを飛騨市において開催することとしました。
開催日時、場所
講演会 : 2021年11月16日(火) 飛騨市文化交流センター スピリットガーデンホール
エクスカーション: 2021年11月17日(水) 飛騨地域の製材工場、家具製造現場ほか
主催・共催等
共催:国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所、飛騨市
後援:林野庁中部森林管理局、岐阜県森林組合連合会、飛騨市広葉樹活用推進コンソーシアム
内容
11月16日(火) 講演会 【定員】350名
【挨拶】13時00分〜
• 中静(浅野) 透(国立研究開発法人 森林研究・整備機構 理事長)
• 都竹 淳也(飛騨市長)
【基調講演】13時10分〜
持続可能な広葉樹施業の経済性を考える 〜針葉樹と同じ土俵で考えてみた〜
宇都木 玄(国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 研究コーディネーター)
【テーマセッション】
セッション1【森づくり:皆伐に頼らない持続可能な広葉樹林施業の可能性】13時50分〜
登壇者:新田 克之(飛騨市森林組合 林産課長)
落部 弘紀(東近江市永源寺森林組合 課長 森林施業プランナー)
横井 秀一(造林技術研究所 代表/飛騨市広葉樹のまちづくり推進アドバイザー)
セッション2【ものづくり:ものづくりと地域づくりの関係性】14時30分〜
登壇者:佐々木 一弘(オークヴィレッジ株式会社 商品開発部長)
久津輪 雅(岐阜県立森林文化アカデミー 教授)
松本 剛(株式会社飛騨の森でクマは踊る 代表取締役)
【休憩】15時10分〜
セッション3【仕組みづくり:広葉樹の価値を高めるために求められる流通とは】15時30分〜
登壇者:嶋瀬 拓也(森林総合研究所北海道支所 地域研究監)
及川 幹(飛騨市広葉樹活用コンシェルジュ)
垂水 亜紀(森林総合研究所四国支所 流域森林保全研究グループ長)
セッション4【広葉樹による地域再生:広葉樹を活かすために地域によって求められること】16時10分〜
登壇者:紙谷 智彦(新潟大学 名誉教授)
都竹 淳也(飛騨市長)
中村 幹広(岐阜県東濃農林事務所 林業課長)
【総括】16時50分〜
田中 浩(公益財団法人 国際緑化推進センター 技術顧問)
【閉会】17時00分
11月17日(水) エクスカーション(2コース 【定員】各コース50名)
【Aコース】「飛騨市広葉樹まちづくり」探求 8時30分 飛騨市役所前集合
【Bコース】「飛騨の家具®︎」の現場めぐり 8時30分 高山駅西口「白山口」前集合
申込方法
17日のエクスカーションはお弁当代1,000円が必要となります。初日の会場受付で申し受けします。
チラシ・ポスターなど関連資料
関連リンク先 (会場、事前登録時などの外部リンク先)
お問い合せ先 (所属科、事務局など)