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2018年11月19日(金曜日)13時00分より、龍谷大学響都ホール校友会館にて「平成30年度関西支所公開講演会」を開催しました。この公開講演会は、地域の皆様に森林の不思議さや奥深さを「解りやすく楽しく」知っていただくことを目標に毎年開催しているものです。今回は「広葉樹林はお宝になるか?~有効活用の可能性を探る~」と題し3部構成にて開催しました。
第1部は、基調講演として津村義彦教授(筑波大学生命環境系)による「広葉樹の遺伝資源としての重要性と保全」、次に横井秀一教授(岐阜県立森林文化アカデミー)による「広葉樹林の持続的な利用のために」の発表がありました。
第2部は森林総合研究所交付金プロジェクト「広葉樹も多い中山間地で未利用資源をむだなく循環利用する方策の提案」の研究成果を、関西支所の研究者3人が発表しました。
第3部は、「広葉樹林の有効活用にむけて」と題するパネルディスカッションを行いました。司会を山本伸幸(森林総合研究所林業経営・政策研究領域)とし、津村義彦教授・横井秀一教授・落部弘紀係長(東近江市永源寺森林組合)・善行 宏部長(近畿中国森林管理局森林整備部)・山下直子主任研究員(関西支所森林生態研究グループ)が、広葉樹林・材に対する意見や反省・展望・希望などの幅広い議論が交わされました。
また、会場ロビーにて、広葉樹の活用をすすめるためのポスター展示や製品展示を行いました。各説明者からの研究や取組内容について熱心に耳を傾けておられる方が多数おられました。当日は一般の市民の方々をはじめとする約270名の来場があり、とても活気あふれる講演会となりました。また、来場者には次の講演会に活かすためのアンケート調査にもご協力頂きました。ありがとうございました。
平成30年度関西支所公開講演会要旨集(PDF:12,896KB)
大平辰朗関西支所長挨拶 |
津村義彦教授(筑波大学生命環境系) |
横井秀一教授(岐阜県立森林文化アカデミー) |
約270名の方々が聴き入る会場の様子 |
奥田史郎(関西支所森林生態研究グループ長)【プロジェクト概要】
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田中真哉(関西支所森林資源管理研究グループ)【広葉樹はどれだけある?地上調査とリモートセンシングによる資源量評価】 |
山下直子(関西支所森林生態研究グループ)【資源をむだなく使うには?用途に応じた材積の推定】
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垂水亜紀(関西支所 チーム長(山村振興担当))【どう使う?近畿の広葉樹】 |
パネルディスカッションの様子
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パネルディスカッション(善行 宏部長(近畿中国森林管理局森林整備部) |
会場ロビーにおける製品展示
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会場ロビーにおけるポスター展示(空中写真の立体視体験) |
会場ロビーにおけるポスター展示・説明
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会場ロビーにおけるポスター展示・説明 |
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