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林業試験場関西支場年報第13号

昭和46年度

林業試験場関西支場

まえがき

近年、林業をめぐる中心的な課題は、森林生産の増大と、農山村の過疎化にともなう労働力の不足に対応した各種作業の省力化であった。

最近はさらに、都市産業の高密度化にともない大気汚染をはじめとする各種の汚染、騒音などの公害が著しくなり、これら公害の直接的な対策とともに、都市生活の環境保全の一貫として、都市の緑化、保健林造成などが強く要請されている。一方、これとならんで、一般の森林地帯における施業に対しても、過度の開発、大面積皆伐などは森林の公益的機能を損うものとして強い批判が出されるようになってきた。

このように、林業をとりまく諸情勢の変化につれて、研究機関に対する要請も多様化してくる傾向が強まっている。

当支場においては、これら諸要請に対応する研究課題の一部として、これまでに、大気汚染の森林に対する影響、風致林の取扱い、非皆伐更新、良質高価材の生産技術などの諸項目について検討を開始しているが、前記要請される諸問題の解決には、即着手項目の遂行はもとより、各専門分野の共同体制をはじめ、関係各機関との連けいのもとに研究組織の強化を計り、総合的研究の着手が必要である。

ここに、昭和46年度の年報を刊行するにあたり、平素絶大なご協力とご援助をいただいている各方面の方々に厚くお礼申しあげるとともに、今後もなお一層きびしいご批判とご指導、ご協力をお願いする次第である。

昭和47年8月15日

林業試験場関西支場長黒島

目次

1.研究の動向(PDF:133KB)

  1. 昭和46年度試験研究の動向
  2. 昭和46年度研究目標および研究項目表

2.研究の大要(PDF:824KB)

  1. 共同研究
    • 合理的短期育成林業技術の確立に関する研究
    • 混交林の経営に関する研究
    • 松くい虫によるマツ類の枯損防止に関する研究
  2. 各研究室の試験研究
    • 造林研究室
    • 経営研究室
    • 土じょう研究室
    • 防災研究室
    • 樹病研究室
    • 昆虫研究室
    • 岡山試験地

3.研究の実施概要(PDF:919KB)

  1. 磨丸太の生産流通構造に関する研究
  2. 西山アカマツ天然林皆伐用材林作業収穫試験地について
  3. 白見スギ人工林皆伐用材林作業収穫試験地について
  4. 茗荷淵山ヒノキ人工林皆伐用材林作業収穫試験地について
  5. 拡水工(地下水強化工)資料の理論式の適用
  6. ヤシヤブシ苗の連作障害
  7. マツの材線虫に関する研究
  8. マツノマダラカミキリからマツノザイセンチュウの分離および分離されたセンチュウのマツ苗への接種
  9. 野ねずみの異常発生消長調査
  10. 寡雨地帯の育林技術の確立に関する研究

4.研究発表題名一覧表(PDF:101KB)

  1. 昭和46年度試験研究発表題名一覧表

5.参考資料(PDF:192KB)

  1. 沿革
  2. 土地および施設
  3. 組織
  4. 会議の開催
  5. 鑑定診断ならびに防除対策研究指導
  6. 受託研究,調査,指導
  7. 研修関係
  8. 見学者
  9. 人の動き

6.試験地一覧表(PDF:176KB)

  1. 試験地一覧表
  2. 気象年表

一括版のpdfファイルはこちらです。年報第13号(昭和46年度)(PDF:2,590KB)

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