ホーム > 業務紹介 > 林木の新品種の開発と普及 > 優良品種・技術評価委員会
更新日:2022年11月1日
ここから本文です。
森林総合研究所林木育種センターでは、成長や材質に優れた品種、花粉の少ないスギ品種、マツノザイセンチュウ抵抗性品種などの品種の種別ごとに一定の基準を設けて基準を超える優良な品種を、開発した新品種として普及しています。
平成21年度に、品種開発における基準をより明確化することで開発品種の更なる質的向上に資するため、当センターに外部有識者を加えた優良品種評価委員会を設置しました。
委員会においては、これまでの都道府県及び国有林野事業と当センターの連携による品種開発に加えて、都道府県や民間等が独自に開発した品種についても評価の対象とし、社会的ニーズに対応した、より一層の林木育種の円滑かつ的確な実施の推進を図ることとしています。
また平成23年度から、優良品種の種子や穂木の質や量に影響を与える採種園・採穂園の管理技術の水準の向上を図ることを目的として、委員会が優れた技術や管理を行っている技術者・団体等を優良な育種技術を有する者(優良育種技術認定者:シードマスター)として認定することになりました。
これに伴い、優良品種評価委員会を優良品種・技術評価委員会とし、委員会の設置要領を一部改正しました。
国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所林木育種センター優良品種・技術評価委員会設置要領(PDF:192KB)
優良品種評価申請書等様式(ワード2007:18KB)
品種評価基準
優良品種・技術評価委員会が品種の種別ごとに定めた評価基準です。
品種開発実施要領
林木の品種開発に際して行う調査・検定の方法を定めています。
令和4年10月24日に優良品種・技術評価委員会をオンライン開催し、委員会における討議の結果、無花粉スギとして申請のあった3系統、マツノザイセンチュウ抵抗性アカマツ品種として申請のあった2系統およびマツノザイセンチュウ抵抗性クロマツ品種として申請のあった10系統が品種評価基準を満たしていると評価されました。
品種評価
花粉症対策品種等
スギ 2系統 (東北育種基本区、無花粉スギ)
スギ 1系統 (関東育種基本区、無花粉スギ)
マツノザイセンチュウ抵抗性品種
アカマツ 2系統 (関西育種基本区、第二世代)
クロマツ 3系統 (関東育種基本区、第一世代)
クロマツ 7系統 (九州育種基本区、第一世代)
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
お問い合わせ
Copyright © Forest Research and Management Organization. All rights reserved.