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更新日:2017年8月2日
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日時 | 2016年12月01日(木曜日) |
場所 | TKPガーデンシティ竹橋 カンファレンスルーム10E (東京都千代田区一ツ橋1-2-2) |
事務局 | 九州・沖縄アイランド女性研究者支援ネットワーク |
参加者 | 安部 久 |
九州・沖縄アイランド女性研究者支援ネットワーク(Q-wea)のスペシャルミーティングが開催されました。Q-weaは九州・沖縄地区の12の大学の女性研究者支援部門お集まりで、今回は、平成28年度科学省科学技術人材育成費補助事業シンポジウムの開催に伴い、東京でスペシャルミーティングの開催となりました。そのため、九州・沖縄地区以外の教育・研究機関にも参加を呼びかけ、30大学、2研究機関の46名の参加となりました。
まず、日本大学の大坪久子先生から「Unconscious bias」に関するご講演がありました。どのような人間でも気づかないうちに潜在的な偏見を持つため、人材登用、成果の評価等の場面においては、担当者はそのことを自覚しておく必要があるということ、また、研究者自身にもそういった思い込みがあるということを自覚することが重要であるということが述べられました。取組で大切なことは、ネットワークの構築、トップダウン、当該の科学分野の創設であると述べられました。
ご講演の後、テーブル毎に6名程度のグループとなり、各機関の現状や取組を紹介するテーブルトークとなりました。大学では、理事長がトップダウンで旗を振っても部局の壁があってなかなか下まで行き届かないというような話がありました。また、興味深い取組としては、女性比率を上げるための女性限定の公募制度や、帯同雇用という制度がありました。これは、大学が職員を採用する場合に、地域の研究機関や民間企業と連携して、配偶者の就職についても面倒を見るというような制度でした。大学、研究機関、それに関連した企業の多い、つくば市のような都市では実施可能ではないかと思いました。参加者は圧倒的に女性が多く、そのパワーに圧倒され、こういう強いネットワークは大事だと強く感じました。DSOのアピールも忘れずに行いました。
ダイバーシティ推進室長 安部 久:記
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