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更新日:2017年12月11日

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ハーモニートップセミナー参加報告

  • 日時 2017年11月17日(金曜日)
  • 場所 茨城県庁(茨城県水戸市笠原町978番6)

  • 主催 茨城県・茨城女性活躍推進会議
  • 参加者 ダイバーシティ推進室長 安部 久

参加報告

11月17日に茨城県庁で開催された「ハーモニートップセミナー」に参加しました。セミナーの内容は、各種表彰式、先進企業の取組紹介、講演、交流会となっており、交流会には大井川茨城県知事も参加されました。

講演会では、清水建設株式会社 代表取締役会長の宮本洋一氏による「女性活躍とダイバーシティ」を拝聴したので報告いたします。宮本氏は、はっきりとした口調でお話しされ、清水建設の取組紹介を交えた非常に分かり易いご講演でした。
まず、清水建設は1804年に大工として始まったということ、つまり213年の歴史があるということに驚きました。また、建設業は製造業ではなく、人材産業に分類されることも知りませんでした。建設業では、一つのものを造るのに様々な職種の人が係わるため、まさにダイバーシティが普通の世界だとのことです。

2007年に宮本氏が社長に就任してから、ダイバーシティ推進室が設けられ、ダイバーシティ推進の取組が始まりました。まず、制度面の充実を図り、その後意識改革の気運を高めていったと言います。建設業では女性がとても少なく、男の世界と言われます。意識改革には男性の理解が必要です。そのために、イクボスセミナーを開催し意識啓発を図るとともに、イクボスアワードを創設して表彰を行っているということです。また、女性のキャリアパスを示すことも大事であるとのことでした。ハード面では、建設現場での女性用のトイレやシャワーの設置、女性用に作業服やヘルメットを改良し、女性の管理職や技術者の数は倍増したとのことです。

ダイバーシティの取組としては、障害者、外国人、高齢者、性的マイノリティの方の取り込みも重要な課題です。障害者や外国人が持っている視点はイノベーションの創出にも活用できることから、世界的に人材獲得競争が熾烈になってきているとのことです。高齢者の雇用については、若者のやる気をそがないようにして、若者、高齢者双方のチェンジマインドが必要ということでした。また、性の多様性への取組としては、職場においてはトイレの個室化がまず第1歩ではないかとのことでした。

ハーモニートップセミナーについては、以下のURLでご覧になれます。
http://www.pref.ibaraki.jp/bugai/josei/danjo/top-seminar.html

ダイバーシティ推進室長 安部 久:記

表彰式   宮本会長と大井川知事 知事と理事

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