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更新日:2020年12月15日

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第9回ダイバーシティCHIBA研究環境促進コンソーシアム連絡会参加報告

~多様な人材が活躍できる環境づくりを考える~
ミニレクチャー「東京都立大学ダイバーシティ推進室の実践事例」

  • 日時:2020年10月16日(金曜日)14時00分~15時30分
  • 場所:オンライン開催
  • 主催:千葉大学ダイバーシティ推進部門 
  • 講師 : 東京都立大学 ダイバーシティ推進室 藤山 新 氏
  • 参加者:ダイバーシティ推進室メンバー 7名

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(PDF:534KB)

千葉大学主催のオンラインセミナーに森林総研ダイバーシティ推進室のメンバーで参加しました。このセミナーは、ダイバーシティCHIBA研究環境促進コンソーシアム連絡会が開催したもので、東京都立大学の藤山新先生をお迎えし、多様な人材が活躍できる実践事例が紹介されました。藤山先生は2011年に東京都立大学にダイバーシティ推進室を開設して以来、一貫してダイバーシティ推進に取り組み、多様性を踏まえて学生ならびに職員の支援を行っておられます。

多様な人材とは

多様な人材とは、国籍、性別、文化、宗教、身体的特質、性のありかたなどが異なる人たちのことです。東京都立大学ではこれまでに、出産・育児・介護等のライフイベント期の教育・研究支援やライフ・ワーク・バランス支援、女性研究者の裾野拡大、障がい種別に応じた支援スタッフの養成と派遣、キャンパスのバリアフリー推進、多様な国籍を持つ学生や教職員の交流支援、セクシュアル・マイノリティに関する理解啓発などに取り組んで来られました。⼈は少数だとも。

先進的だと思った取り組み

 先進的だと思った取り組みとしては、例えば、多様性を踏まえた支援の一つとして、婚姻等による改姓の場合はもちろんのこと、外国籍の方が希望する場合や性別に違和感を持つ方が望む場合に通称名を使用できる制度を運用されています。障害のある方には、有償の支援スタッフとして100名ほどの学生が登録しており、ノートテイク、移動支援、環境整備などに取り組んでいるそうです。また、外国籍を持つ職員に対する支援も充実しています。外国籍の職員については採用比率3.6%という目標をかかげて採用しているそうです。最近は一時預かり保育施設の利用者の8割が外国から来た大学院生だそうです。また、日本文化の体験を通じた交流を開催されており、そこへの参加者は日本人職員の方が多いこともあるそうで、活発な活動が行われていることがうかがわれました。

やわらかい雰囲気で

支援の取り組みにあたっては、なるべくやわらかい雰囲気でできるようにする、相談に来る方とのやり取りを大切にする、特別扱いや支援する側とされる側というのではなく、お互いがより良い状況を作っていく主体であるという空気を大事にしているとの言葉が印象的でした。
充実したホームページが作られているので、ぜひこちらをご覧ください。
http://www.comp.tmu.ac.jp/diversity/about_office/index.html(外部サイトへリンク)

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森林防災研究領域 チーム長 (ダイバーシティ推進室併任)久保田 多余子:記

 

 

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お問い合わせ

所属課室:企画部研究企画科ダイバーシティ推進室

〒305-8687 茨城県つくば市松の里1

電話番号:029-829-8360

Email:geneq@ffpri.affrc.go.jp