ここから本文です。
「交配園」は、当初「モデル採種園」という名称で造成されました。「採種園」は人工林の造成に必要な苗木を生産するための種子を採種する樹木園です。
種子を計画的に生産するためには種々の工夫が必要です。
「モデル採種園」は、根切り、環状剥皮、間伐など各種の試験や施業を行い、採種木(種子を採るための木)の成長や着花と施業との関係を調査しました。
その結果は「採種園管理の手引き」のとりまとめに利用され、国有林、民有林に設置されている採種園の維持管理のための技術情報を提供してきました。
その後、名称が変更され、「交配園」となりました。
採種園の維持管理のための技術情報はもとより、調査・研究に必要な自然着果による種子や人工交配による種子を確保するために活用しています。
また、最近は用地の有効活用のため、育種素材保存や遺伝資源保存の機能を兼ねた交配園も造成しています。 現在アカエゾマツ、トドマツ、カラマツ等6樹種6交配園が設置されています。
![]() |
![]() |
![]() |
アカエゾマツ交配園 | エゾマツ交配園 | グイマツ雑種F1交配園 |
![]() |
![]() |
![]() |
ミズナラ交配園 | トドマツ交配園 | スギ交配園 |
お問い合わせ
Copyright © Forest Research and Management Organization. All rights reserved.