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1. 受賞名 | 環境情報科学センター 学術研究論文奨励賞 (受賞日:2009年5月18日) |
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2. 受賞者の氏名、所属 | 森林総合研究所 森林管理研究領域 環境計画研究室 高山 範理 |
3. 受賞理由 |
森林が人にもたらす効果と森林内の環境要因に関する一連の研究 |
4. 受賞理由の簡単な紹介 | 森林のもつ人への癒し効果については、測定技術の精緻化が進んだことで、近年急速にその生理・心理的な解明が進んでいる。そうしたなか、受賞者が着手した一連の研究では、樹齢、樹種などが多様な森林を対象に、森林内の環境を光環境、温熱環境、空気イオン環境、音環境として整理し、それぞれ照度、中等度温冷感指標、予測不満足率、マイナスイオン、音圧などを環境要因として選択し、その測定結果を整理分析して、森林環境を物理指標により表現する試みが繰り返されている。 また、森林における快適性および森林景観の評価との関連を分析の対象としており、加えて、身近な自然環境が自然に対する意識や行動に及ぼす影響についても研究を行っている。このように、受賞者の研究業績は実に豊富であり、個々の研究についても興味深い点が多々認められる。その研究内容には、独創性や萌芽性、発展性が充分感じられ、一連の研究の質・量からも環境情報科学センター賞「学術論文奨励賞」にふさわしい業績であると評価された。 |
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