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1.受賞名 | 第十五回日本農学進歩賞(受賞日:2016年11月25日) |
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2.受賞者の氏名、所属 |
藤井 一至(立地環境研究領域) |
3.受賞理由 |
熱帯林土壌の酸性化メカニズムの解明と肥沃度回復技術への応用に関する研究によって、農学の発展に貢献した。 |
4.受賞対象研究の紹介 |
これまで不明な点の多かった熱帯林土壌の酸性化要因を解明するため、土壌中の酸生産・消費量を起源別に定量評価する手法を確立した。これにより、熱帯林には樹木・微生物が土壌の風化、養分供給を促進する酸性化機構が存在することを解明した。さらに、熱帯林の耕地化に伴い発生する酸を、土壌有機物の無機化によって中和できることを解明した。一連の成果は、土壌酸性化を緩和できる肥沃度回復技術の開発に向けた理論基盤を提供し、農学の進歩に貢献するものとして評価された。
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