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更新日:2016年12月27日

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第15回農学進歩賞(山浦悠一)

1.受賞名 第15回農学進歩賞(受賞日:2016年11月25日)
2.受賞者の氏名、所属

山浦 悠一(森林植生研究領域)

3.受賞理由

森林・林業と生物多様性に関する一連の研究が、森林・林業や環境管理のあり方を示すものとして評価された。

4.受賞対象研究の紹介

森林・林業と生物多様性の関係の分析から、1)人工林に広葉樹を混交させた時の生態学的・社会的価値を評価し、2)人工林の主伐後に開放環境が一時的に創出されて草地性生物が保全されることを示し、さらに3)極東における草地性鳥類の渡りルートを解明して、4)森林管理が広域的な生物多様性に影響しうることを示した。また、2014年UniBio賞(日本鳥学会英文誌Ornithological Scienceの最多ダウンロード論文に送られる)で評価されたように、野外調査で見逃してしまう生物をいかに考慮するかを検討した研究の意義も認められた。

 

<講演要旨>

生物多様性の保全・創出から見た森林管理の研究(外部サイトへリンク)

<関連研究>

森林が有する生物多様性の保全機能を経済評価

生物多様性の第二の危機を緩和する林業活動

幼齢人工林で守られる草地性生物

北海道の草地性鳥類は大陸経由で南下してインドシナ半島で越冬する

土地利用の変化は国内のみならず国境を超えて鳥類の多様性を変化させる

気候と地形は土地利用の変化を通して広域的な生物多様性を決定する

「いる・いない」のデータから生物多様性の変化を復元する

見落し個体を考慮して生物の種数や個体数を推定する

UniBio賞受賞論文(外部サイトへリンク)

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