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更新日:2017年4月4日

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平成28年度日本材料学会木質材料部門委員会業績賞(三好 由華)

1.受賞名 平成28年度日本材料学会木質材料部門委員会業績賞(受賞日:2017年1月20日)
2.受賞者の氏名、所属

三好 由華(木材加工・特性研究領域)

3.受賞理由

受賞者がこれまでに行った「木材の変形および破壊特性に関する組織構造とレオロジーの観点からの研究」が、木材の変形加工技術や乾燥技術の向上・発展に資する極めて有益なものであると高く評価された。

4.受賞対象研究の紹介

木材を薄くスライスした単板や突板を、3次元のあらゆる形状の物に貼ったり、自在に変形させたいと思い、木材の横引張変形・破壊特性に関する基礎的研究をすすめてきた。その結果、木材のミクロな組織構造がマクロな粘性(流動性)に大きく関与すること、ある温度域で破壊のメカニズムが変わる可能性があることなど、多くの新たな成果(1,3,5-7)を得た。さらに、圧縮木材の変形挙動にも着目し、細胞レベルの変形挙動に関する新たな知見(2,4)も得た。

 

1) Miyoshi Y, Furuta Y, “Rheological consideration in fracture of wood in lateral tension”, Journal of Wood Science, Vol.62, No.2, pp.138-145, 2016 DOI:10.1007/s10086-016-1538-7(外部サイトへリンク)

2) Miyoshi Y, Furutani M, Furuta Y, “Swelling Behavior of Cells in Compressed Wood”, Journal of the Society of Materials Science, Japan, Vol.65, No.5, pp.343-346, 2016 DOI:10.2472/jsms.65.343(外部サイトへリンク)

3) 三好由華、“木材の横引張変形及び破壊特性(総説)”、木材工業、Vol.71、No.8、pp306-311、 2016

4) 田井駿一、宮内康平、桐生智明、三好由華、古田裕三、“スギ・ヒノキ材 の半径方向圧縮時における細胞の変形挙動”、材料、Vol.65、No.5、pp.365-370、 2016 DOI:10.2472/jsms.65.365(外部サイトへリンク)

5) Miyoshi Y, Kiryu T, Kojiro K, Furuta Y, “Effects of drying and/or quenching histories on lateral tensile deformation properties of water-swollen wood”, Journal of Wood Science, Vol.61, No.5, pp.525-528, 2015 DOI:10.1007/s10086-015-1496-5(外部サイトへリンク)

6) 三好由華、神代圭輔、古田裕三、“樹種による組織構造及び熱軟化特性の違いが木材の横引張変形特性へ及ぼす影響”、材料、Vol.64、No.5、pp.356-361、2015 DOI:10.2472/jsms.64.356(外部サイトへリンク)

7) 三好由華、神代圭輔、古田裕三、“木材の横引張変形特性 ヒノキの横引張変形へ及ぼす年輪傾角、水分および温度の影響”、木材学会誌、Vol.60、No.5、pp.241-248、2014 DOI:10.2488/jwrs.60.241(外部サイトへリンク)

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