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1.受賞名 | 平成28年度森林利用学会賞(受賞日:2017年3月29日) |
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2.受賞者の氏名、所属 |
宗岡 寛子(森林総合研究所 林業工学研究領域) |
3.受賞理由 |
林道や作業道などの路網では横断溝等の排水施設を的確に設置し、その機能を維持することで路面侵食を防ぐ必要がある。受賞者は降雨時に路面を流れる水の流量の実態調査や侵食が起きやすい場所の特徴の解明に取り組み、その成果は路面侵食防止に不可欠である適切な横断溝配置に資するものであると評価されたため。 |
4.受賞対象研究の紹介 |
降雨時に林道路面上を流れる水の流量と流出土砂量を観測し、降雨強度や道の勾配と流量、流出土砂量との関係を明らかにした。また、実際に長年維持管理が行われている林道において横断溝がどのように配置されているか記録し、侵食が発生しやすい場所の特徴を考察した。
The relationship between the velocity of road-surface flow and coarse sediment discharge on forest roads. J. Jpn. For. Eng. Soc 29 (3) : 165~172 DOI:10.18945/jjfes.KJ00009497916(外部サイトへリンク) 林道における横断溝間隔の実態と既往の目安との比較 森林利用学会誌30(3):103~110 DOI:10.18945/jjfes.KJ00010048232(外部サイトへリンク) 林道沿い斜面からの流入水の発生場所 森林利用学会誌30(4):159~164 |
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