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1.受賞名 | 日本植物園協会 保全・栽培技術賞(受賞日:2022年5月17日) |
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2.受賞者の氏名、所属 |
勝木 俊雄(九州支所) 橋場 真紀子(弘前市) 清水 淳子(東京大学大学院理学系研究科附属植物園日光分園) 梅原 欣二(日本樹木医会静岡県支部) 藤井 聖子(高知県立牧野植物園) 玉城 雅範(沖縄県森林資源研究センター) 太田 幹夫(名古屋市東山動植物園) 大阪市立長居植物園 |
3.受賞理由 |
「クマノザクラの増殖と植物園などでの生育状況」に対して、クマノザクラの保全と普及を目的とした増殖・栽培プロジェクトを複数の植物園が協力して立案し着実に実施していることが、保全活動のモデルケースとして高く評価された。 |
4.受賞対象研究の紹介 |
本研究では、2018年に新たに学名が発表されたクマノザクラについて、実生苗などを北海道から沖縄の11ヶ所で栽培を試みた。2020年現在、沖縄を除く10ヶ所で順調に生育しており、早ければ発芽後3年で開花することが確認された。亜熱帯での栽培の可能性については、今後より詳細に検討する必要があると考えられた。一方、主幹が直立しないことから、支柱を使って樹形を整える必要があると考えられた。 【論文書誌情報】 勝木 俊雄・橋場 真紀子・清水 淳子・梅原 欣二・藤井 聖子・玉城 雅範・太田 幹夫・大阪市立長居植物園(2020) クマノザクラの増殖と植物園などでの生育状況 日本植物園協会誌 55:80-84 |
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