日本森林学会賞（石塚 成宏）

石塚 成宏（立地環境研究領域）

気候変動緩和のための温室効果ガスおよび土壌炭素の動態解明に関する功績。

森林土壌の「温室効果ガスの吸収・放出」および「炭素蓄積」に関して、20年以上にわたり研究に取り組み世界的な成果をあげ、これらの根本的理解に貢献してきたことが評価された。

IPCCが作成した方法書「IPCC GPG 2006（2019改訂版）」の主執筆者として国際的にも貢献する一方、国内では環境省温室効果ガス排出量算定方法検討会の委員を2009から勤め、行政による温室効果ガス目録の作成とその国際機関への報告を支えてきたことも評価された。