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1.受賞名 | 森林利用学会賞(受賞日:2023年3月28日) |
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2.受賞者の氏名、所属 |
瀧 誠志郎(林業工学研究領域) |
3.受賞理由 |
森林情報の三次元化と活用に関する一連の研究が、「林業DX」の実現に向けた技術開発や学術的な発展に貢献するものとして評価された。 |
4.受賞対象研究の紹介 |
回転翼型と固定翼型のそれぞれのUAVの特性に応じた機種選定や森林情報のデジタル化におけるUAVの位置付けについて知見を深め、森林域におけるUAVの活用、特に森林域における広域マッピングに関する研究の発展に寄与した。また地上からスマートフォンやデジタルカメラ等で撮影した動画データを基にレーザ計測に匹敵する精度を持つ三次元データを構築できる簡易的な手法を開発したことで、森林域におけるデジタル化技術の現場活用の可能性を広げた。さらに林内の立木計測においてAI搭載型UAVを世界で初めて林内計測用のツールとして導入し、高精細な林内立木の三次元化と立木本数や胸高直径を高精度に計測できることを明らかにした。一連の研究では、視覚性に優れた画像をベースとしたSfM技術の活用に着目し、デジタル化から昇華した「森林の三次元情報」を整備するための技術開発だけでなく、これにかかるデータ取得や解析の簡便化、省力化により誰でも簡単に活用できる技術の開発と普及を行った。 |
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