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令和元(2019)年7月11日から12日において、基本区内各府県の林木育種事業研究担当者を対象に「マツノザイセンチュウ接種法」に関する林木育種技術講習会を開催しました。
11日は、開講に当たっての場長あいさつに始まり、続いて「マツノザイセンチュウ抵抗性育種事業について」の講義に入り、マツがザイセンチュウによって枯れる仕組み、マツノザイセンチュウ抵抗性育種事業の成果等について説明が行われました。
また、講義の後、マツノザイセンチュウの培養・管理について重要な説明がありました。
12日は、接種準備として食紅を使った「マツノザイセンチュウ懸濁液」の着色作業を行い、続いて現場へ移動しマツノザイセンチュウ抵抗性品種の開発に大きく関わる「二次検定」作業についての説明を受けてから、二人一組で接種作業に入りましたが、当日は天候も良く予定された作業が無事に終了しました。
マツノザイセンチュウ抵抗性育種事業の基礎から理解を深める良い機会になったかと思います。
平成27年7月7日から8日の日程で、府県の林木育種事業担当者を対象に「マツノザイセンチュウ接種法」の講習会を開催しました。
当日は、マツ材線虫病でマツが枯れる仕組み、マツ材線虫病被害の進行と対策及びマツノザイセンチュウ抵抗性育種事業等についての説明から始め、その後、マツノザイセンチュウの培養から接種までの行程を確認し、翌日の接種作業の準備を行いました。翌日は朝から作業を行い、暑い温室の中でしたが、正午頃までに予定していた全760本の接種を無事完了しました。
抵抗性育種事業の説明の際や、作業中には質問等が出され、理解を深めていただく機会になったかと思います。
平成27年2月19日から20日の日程で、府県の林木育種事業担当者を対象に「ミニチュア採種園の設計及び接ぎ木増殖」の講習会を開催しました。
当日はエリートツリーの開発と特定母樹についての説明から始め、その後、ミニチュア採種園の造成地の選定、準備及び設計等について、専用のソフトウェアを使用し演習を行いました。2日目は林木の増殖について、つぎ木に用いる穂木選定のポイント等から実際のスギ、ヒノキ、マツのつぎ木作業までを実習として行いました。
実習中、多くの質問等が出され、理解を深めていただく機会になったかと思います。
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