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ホーム > 樹木園のご紹介 > 樹木園の概況

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更新日:2017年7月6日

森林総合研究所九州支所  樹木園の概況

所在地及び面積

樹木園は、支所構内に位置し、丘陵地の狭い敷地のため斜面地も有効利用し設定している。図-3-1に示すように、構内の最西端の正門から東方に順に樹木園A、樹木園B、樹木園Cおよび樹木園Dに区分して設置されている。

樹木園位置図

樹種数及び本数等

樹高5m以上(中木以上)に育つ樹種に関して、それぞれの樹木園の針広・常緑落葉区分ごとの本数を表-3-1に示す。樹種ごとの一覧表(低木を除く)は附表-3-1に示す。樹木の成長が進み間引きが必要な状態である。なお、低木性(5m以下)樹種は67種以上(123本以上)確認されている。

1 樹木園の種区分ごとの本数(低木性種を除く)
樹木園区分   樹木園 樹木園 樹木園 樹木園 外国樹種 合 計
  (内数)  
  (本数) (本数) (本数) (本数) (種数/本数) (種数/本数)
針葉樹  常緑 19 46 36 14 3/4 26/115
落葉 64 1 1 0 4/ 66 4/66
小計 83 47 37 14 7/70 30/181
広葉樹  常緑 22 23 11 14 9/18 40/70
落葉 84 15 4 41 18/22 67/144
小計 106 38 15 55 27/40 107/214
合 計  常緑 41 69 47 28 12/22 66/185
落葉 148 16 5 41 22/88 71/210
合計 189 85 52 69 84/110 137/395

 

特徴

 当支所の昭和29年4月の当地移転時には、無立木に等しい状態であった。平成18年9月時点で52年経過しているにすぎないため、当支所移転前からあったクスノキやサクラ類の数個体を除く高齢・大径木はなく、比較的若い個体で構成され、用地がほぼ東西に長く延び、小面積ごとに区分されている。

 樹種の構成は、落葉広葉樹が67樹種144本と最も多く、スギ・マツ類などの常緑針葉樹は26樹種115本、メタセコイヤ・イチョウなどの落葉針葉樹が4樹種66本、常緑広葉樹が40樹種70本である。また、外国産の樹種は内数で34樹種110本と比較的多い。シイ・カシなどの郷土樹種はあまり多くないが、当地の気候に適した暖温帯性樹種が多い。これらのことから、当樹木園所在地の気候的特徴を適正に利用していることが特徴としてあけられる。

 熊本市は江戸時代からの肥後六花として肥後椿や肥後山茶花の鑑賞・育成も盛んな土地柄のため、ツバキ・サザンカ、またサツキの園芸品種のコレクションも特徴としてあげられる。これらの多くは低木性で大半は樹高約2m以下に刈り込み列状植栽されている。

 平成28年4月14日と16日に発生した熊本地震により建物に被害があり、修復工事の影響で樹木園の一部を伐採した。多くの方々の努力でやっと整備できた樹木園を伐採することは誠に残念で、悲しいことだが、自然災害の前にはあきらめざるを得ず、修復工事の完成後には、新たな樹木園の整備が期待される。