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クヌギ

和名:クヌギ
所属:ブナ科 コナラ属
学名:Quercus acutissima Carruth.
特性:落葉高木で樹幹は直立する。樹皮は硬く灰褐色で不規則に深く縦裂する。葉は有柄で互生し、狭長楕円形または線状長楕円形をなし、先は鋭く尖り、もとは丸く縁には波状の鋸歯がある。上面は濃緑色をなし、下面は淡緑色をなす。秋には枯れてしまうが、脱落しないまま越年する。雌雄同株。雌花穂は新枝の上部の葉腋につき、殻斗は椀形で柄はなく堅果の半分以上まで包む。堅果は大形でほぼ球形をなし、褐色に熟する。
分布:本州(岩手、秋田両県以南)、四国、九州、台湾、朝鮮半島、中国東北部、ヒマラヤの暖帯に広く天然分布し、日本の各地に植栽されている。
用途:材は器具材などとして用いられるが、椎茸原木としての消費が多い。種子からは澱粉を製造する。木はたまに庭園などに植えられている。
備考:アベマキと類似しているが、コルク属の発達がおとる。アベマキの葉の裏面はクヌギの淡緑色に対し、帯黄褐色または灰白色をなすので区別できる。和名クヌギは国木であろうといわれている。
開花時期:5月
果実成熟期:翌年10月
写真上:
写真下:

クヌギの花

クヌギの葉

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