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更新日:2021年9月30日

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キリてんぐ巣病

病名:キリてんぐ巣病

病原菌:マイコプラズマ様微生物(MLO)
宿主:キリ、Paulownia tomentosa (Thunb.)
症状:小枝が叢生してほうき状となり、罹病枝は1~2年で枯死する。通常は新梢の腋芽はその当年には発芽しないが、てんぐ巣病に罹ると、春期に発生した新梢の腋芽がすぐに発芽してまた新梢ができ、その新梢にできた腋芽がまた発芽するというように、新梢の発生と腋芽の発芽が繰り返されて小枝が叢生する。罹病枝葉は小型化して軟弱で、淡緑色である。てんぐ巣病が原因となって西日本でのキリ栽培はほとんど不可能である。クサギカメムシが媒介するとの報告があるが、まだ確証されていない。

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写真1:ほうき状になったてんぐ巣病枝葉

 

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