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サクラてんぐ巣病

病名:サクラてんぐ巣病

病原菌:Taphrina wiesneri (Rath.) Mix
宿主:ソメイヨシノやヤマザクラなどのサクラ類、Prunus spp.
症状:小枝がほうき状に群生する。てんぐ巣病枝には花芽がつかないので、春期に健全枝が開花する時、てんぐ巣病枝は葉を展開するだけで花が咲かない。病枝葉を放置すると病枝は年々大きくなり、衰弱して枝枯れることもある。4~5月頃に展開したてんぐ巣状葉が褐変して枯れると、その葉裏に病原菌の胞子が大量に形成され、これ飛散して伝染する。冬から春にかけててんぐ巣病に罹った枝葉を切除し焼却して防除する。2~3年続けて除去すること必要である。切り口にはトップジンMペーストなどの塗布剤を塗る。
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写真1:開花時期に開葉したてんぐ巣病枝

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写真2:てんぐ巣病の枝葉部

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