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学名:Epinotia granitalis Butler |
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所属:チョウ目 ハマキガ科 TORTRICIDAE |
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形態:成虫の前翅長は平均6.3mm、老熟幼虫の体長は10-12mm |
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食樹:スギ、ヒノキなどの針葉樹(名前に反し、スギでの加害例が多い) |
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分布:北海道南部・本州・四国・九州・屋久島 |
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生態:幼虫が主にスギ・ヒノキなどの針葉樹の枝や幹に穿入して内樹皮を食害する。みがき丸太、柱材などに小さなキズとシミができるための経済的被害が問題となる。成虫の発生は年1回、5月中旬から8月中旬までのほぼ1か月間。卵は針葉に産まれ、孵化した幼虫は樹皮下に潜って靭皮部を食害する。大きくなるにつれて食害する場所を徐々に下に移し、幼虫で越冬する。翌4~6月にかけて老熟幼虫は地上から1~2m近くまで幹を下降、幹の内樹皮を食害する。粗皮のなかで繭を作りさなぎになる。 |
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写真:左は幼虫、右は材内に残った傷 | 写真:成虫 |
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