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更新日:2013年6月12日

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マツノザイセンチュウ接種試験を実施

マツノザイセンチュウを人工接種して抵抗性の強さを判定する試験を7月23日(水曜日)に実施しました。

この試験の対象としたのは、抵抗性を持つ親木から採った種子を育てた苗木で、2年生の実生苗約12,000本です。

試験の目的は、「交配家系を用いた第二世代品種の開発」と「採種園産家系の能力検定」のためです。
今年のセンチュウ接種試験は、強い病原力を持つ「島原」を用い、苗木1本あたり5,000頭を接種しました。
接種作業は九州育種場の職員総出で行いました。

2人1組になり、マツの幹の地際の部分にナイフで皮を剥いで、その部分をノコギリでギザギザに傷つける人と、傷つけた部分にマツノザイセンチュウを接種する人に分かれて行いました。(下記写真参照)
また、今回は当場にて研修中の佐賀県林業試験場研究員と、中国からの研修生も一緒に接種作業を行いました。
今後数ヶ月をかけて枯損調査を行います。

 

 

20080723_接種_切り込み 20080723_接種_接種
苗木にナイフで切り込みを入れる ノコギリで傷をつけたあと、センチュウを流し込む
20080723_接種_中国 20080723_接種_佐賀

中国の研修生

佐賀県の研修生