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更新日:2013年6月10日
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マツノザイセンチュウを人工的にマツに接種して、マツノザイセンチュウに対する抵抗性の強さを判定する試験を7月22日(水曜日)、23日(木曜日)に実施しました。
マツノザイセンチュウに抵抗性を持つマツの種子から発芽した2年生の苗などにマツノザイセンチュウを接種しました。
抵抗性を持たないマツは数週間後には枯死してしまいます。
生き残った苗木がマツノザイセンチュウに抵抗性があると言えます。
この試験は、「交配家系を用いた第二世代品種の開発」や「採種園産家系の能力検定」とい った研究のために行っています。
マツノザイセンチュウは、強い病原力を持つ「島原」を用い、苗木1本あたり5,000頭を接種しました。
接種作業は九州育種場の職員総出で行いました。
2人1組になり、マツの幹の地際の部分にナイフで皮を剥いで、その部分をノコギリでギザギザに傷つける人と、傷つけた部分にマツノザイセンチュウを接種する人に分かれて行いました。
苗木にナイフで切り込みを入れる | ノコギリで傷をつけたあと、センチュウを流し込む |
当日は、46年ぶりに日本の陸地で皆既日食が観測できる日で、当場からも部分日食が観測できました。
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