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更新日:2013年6月10日

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平成22年度林木育種推進九州地区協議会に出席

「平成22年度林木育種推進九州地区協議会」が平成22年7月8日(木曜日)・9日(金曜日)の両日にわたり福岡県にて開催されました。1日目は福岡県吉塚合同庁舎で開催され、林野庁や九州森林管理局、九州各県の林木育種事業担当者、九州苗連協議会福岡県樹苗協同組合、森林総合研究所林木育種センター、民間の林業会社等19の機関・団体等から43名が出席しました。 
 

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林野庁の挨拶

まず、林野庁から、花粉発生源対策の推進として「ミニチュア採種園等緊急整備事業」を継続して行い、花粉症対策品種の安定供給を目指すとの説明がありました。次に、林木育種センターから、「次世代育種促進研究会」の発足について説明があり、その中で海外における林木育種が紹介され、「高速育種」の必要性が説明されました。また、林木育種に係るアンケート調査を都道府県に対して行った結果、各都道府県とも厳しい体制で林木育種事業が実施されている現状が説明されました。
その後、林木育種の推進状況と地球温暖化防止に資する品種開発等について九州育種場から説明し、引き続き、各県から育種事業・研究についての説明がありました。最後に、「マルチキャビティコンテナ苗の生産・育成について」質問が出され、活発な議論が行われました。

 

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協議会の様子

翌日は、岡垣町に設定した「抵抗性クロマツ挿し木苗植栽試験地」と「福岡県指定天然記念物『綾杉』(高倉神社)」において、現地検討会を行いました。福岡県の担当者の方から試験地の概要及び生長量等について説明がありました。また、綾杉については、DNA鑑定による挿し木造林の起源についての説明がありました。

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抵抗性クロマツ挿し木苗植栽試験地

 

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県指定天然記念物「綾杉」(高倉神社)