ホーム > 業務紹介 > 活動報告 > トピックス 平成28年度 > 「第2回 特定母樹等普及促進会議」を開催
更新日:2018年7月13日
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平成28年10月14日(木曜日)、昨年に続いて二度目となる「特定母樹等普及促進会議」を九州育種場において開催しました。
会議には、九州森林管理局・九州各県・認定特定増殖事業者及び林野庁から35名が出席し、以下の内容について各出席者間の情報共有を図りました。
【全体会議】
1.九州における特定母樹の利用状況
間伐特措法改正から現在に至る特定母樹の指定状況、利用状況、原種の配布状況
2.認定特定増殖事業者における特定母樹の育成状況
・熊本県内の認定特定増殖事業者3者における採穂台木の育成状況及び日本製紙木材株式会社における組織培養技術を用いた苗木の育成状況
・住友林業株式会社における特定母樹増殖の取り組み
3.国有林(九州森林管理局)における取り組み
少花粉品種及び特定母樹を指定した植栽実績及び予定等
4.水源林造成事業(九州整備局)における取り組み
低コスト造林に向けた九州育種場との共同試験地の設定、九州各県の造林事業者等に対する特定母樹・エリートツリーの紹介等
5.九州育種場における特定母樹の普及に向けた取り組み
・原種苗木の増産及び関係者間の情報共有に向けた取り組み、林木育種連携ネットワークの立ち上げ等
・採穂台木の育成に関する研究(中間報告)
【現地視察】
1.特定母樹の場内視察
平成26年3月から造成を始めたスギ少花粉品種・スギエリートツリー原種園における生育状況、特に初期成長が優れている系統の紹介等
2.国有林内に植栽されている特定母樹(12年生)の視察
熊本森林管理署管内の国有林(検定林)において、特定母樹に指定された6クローンを視察
全体会議における関係者による情報共有に加えて、優れた初期成長による下刈りコストの削減、12年経過後の優れた樹高及び直径成長の現地視察を行うことにより、有意義な会議となりました。
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林野庁からのあいさつ |
住友林業の取り組みの説明 |
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場内エリートツリー原種園の視察 |
国有林(検定林)での視察 |
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