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九州育種場では、次世代育種集団の作出や優良品種の開発のため、毎年2~3月に、スギエリートツリー等を対象とした人工交配を実施しています。
【水挿し】令和5年2月8日実施
雄花がついた枝を採取し、グラシン袋をかけ水に挿します。 袋の中で雄花が成熟し、花粉が溜まります。
【花粉採取】令和5年3月6日実施
袋に溜まった花粉をガーゼで濾し、漏斗で受けて遠沈管に収集します。
遠沈管に採取したスギ花粉。 今年は約130系統のスギ花粉を採取しました。
【人工交配】令和5年3月13日、20日実施
雌花が目的の花粉以外と受粉しないように、1月末頃から除雄(袋に入る雄花を取り除き自家受粉を防ぐ)と袋がけをしました。
今年は約100系統に袋がけをしました。
花粉を収集した遠沈管に花粉銃をセットし、花粉銃の針を袋に刺して花粉を注入します。
最後にテープで針穴を塞いで完了。
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