(研究資料)

十日町試験地気象60年報

19181977(大正7年〜昭和52年)

十日町試験地

まえがき

 林業試験場十日町試験地は19173月に十日町森林測候所として設立され,1936年に十日町森林治水試験地と改称,さらに1950年に十日町試験地と改称されて現在に至っている。この間における気象観測成績は1938年に「累年気象表」として林業試験場より報告され,その後は1954年に「気象35年報」,1958年に「気象40年報」として十日町試験地から発表されているが,それよりすでに20年を経過したので,その後の資料を加え「気象60年報」として報告することにした。
 本報告は当所創立以来の職員多数の努力の結晶であって,主な観測担当者は,神保宰雄・今井健治・丸山銀一・小林誠吾・塩浦忠義・武田繁後・根津誠一・中根謙造・勝谷 稔・久保田 貴・桜井俊輔・藤田俊郎・樋熊喜市・禿 則之・西宮正三・高橋喜平・及川利男・渡辺成雄・新田保子・梅山代吉・古沢昭三・野上光一・大熊康之・大関義男・庭野昭二である。上記のうち,大関は20余年,渡辺・新田・梅山は30余年,根津は実に40余年の永きにわたり,文字通り風雪を友として観測に従事した。
 この資料が森林防災の分野のみならず,広く各方面に活用されることを望むものである。

全文情報(7,726KB)