(研究資料)

マレーシア産パラゴム材及びオイルパーム材を原料とする中密度ファイバーボード(MDP)の製造

富村洋一,KHOO Kean Choon

   要旨

 マレーシア産パラゴム材から中密度ファイバーボード(MDF)を,オイルパーム材からMDFと ストランドボードを製造し,材質を検討した。接着剤としてMDFにはユリア樹脂を,ストランドボードにはメラミンフェノール樹 脂を使用した。パラゴム材及びオイルパーム材からのMDFはボード密度0.5,0.6,0.7g/p3付近 で,それぞれJIS A 5906の50タイプ,150タイプ,200タイプに相当する材質のものが得られたが,高温で蒸煮したものを除き,一 般的に耐水性が劣っていた。オイルパームの場合,柔組織を除いたものと,そのままのものを原料にした場合とを比較したが,大 きな差は見られなかった。オイルパーム材からのストランドボードにおいて,配向性のものはランダムボードと比較して35-45% 曲げ強さが増大した。配向性ボードでは密度0.5g/p3付近でJIS A 5908の150夕イプ,0.6g/p3, 0.7g/p3付近で200タイプに,ランダボードでは,それぞれ100タイプ,150タイプ,200タイプ に相当した。また,吸水試験及び煮沸試験の結果では,これらボードはPタイプの基準に合致するものであった。

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