摘要:ブルネイ国におけるフタバガキ科Dryobalanops aromatica GAERTN.f.のアイソザイム変異をポリアクリルアミドゲル電気泳動法により探索した。天然林の母樹か ら自然受粉種子を母樹別に採取し，子葉と主根から泳動用サンプルを抽出した。その結果，4酵素種の 6推定遺伝子座で多型が観察された。これら6遺伝子座で合計19対立遺伝子が探索された。ここで、得ら れた多型遺伝子座を標識遺伝子として利用することによりD.aromatica個体群の遺伝的なアプロ ーチが可能となった。

全文情報(173KB)

−森林総合研究所研究報告−
森林総合研究所ホームページへ