プレスリリース

平成16年11月4日



台風・地震等の災害調査で活躍する治山研究者

独立行政法人 森林総合研究所



  今年は10個の台風が相次いで上陸し、新潟、福島、福井県等で山崩れや地すべり等の土砂災害が頻発しました。さらに新潟県中越地震でも山地災害が頻発し、これらの早期復旧対策を必要とする国や県等から、森林総合研究所に対し治山研究者の現地調査派遣依頼が数多くなされています。

  山地災害の現場においては、災害の原因とメカニズムを究明し、地形や地質等の自然条件及び周辺の人家や道路・鉄道といった公共施設等の保全対象に応じた適切な復旧工法の選択が重要であり、森林総合研究所の治山研究者の知識と経験に基づく的確な判断が期待されています。

  このことから、国や県等からの要請に基づく緊急災害調査では、森林総合研究所から治山研究者を派遣しているところです。

  また、森林総合研究所の自主的な判断で、研究所の使命達成・国民の生活の安定に資するため、独自の調査チームを派遣し、土砂災害等の発生メカニズムや災害防止に関する現地調査を行っています。

  10月23日(土)に発生した新潟県中越地震に伴う緊急調査においても、同様に林野庁による現地調査団の一員として治山研究者を派遣するとともに、森林総合研究所独自の調査チームを派遣して調査を行っています。

【現地調査の様子の写真はこちらから(PDF:165KB)】




  独立行政法人森林総合研究所 理事長 田中 潔

  研究推進責任者:森林総合研究所 水土保全研究領域長 竹内 美次
                     TEL:029−873−3211 内線364 

  広報担当者   :森林総合研究所 企画調整部研究情報科広報係長 椎木 栄治
                     TEL:029−873−3211 内線227 


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