プレスリリース
平成18年 7月26日
スズメバチ被害防止パンフレットを発行
−刺傷事故の軽減に効果を期待−
独立行政法人 森林総合研究所
森林総合研究所では、レクリエーションのため森林を訪れる方を対象に、スズメバチの刺傷事故を防ぐためのパンフレットを作成しました。
スズメバチは日本でもっとも危険な昆虫のひとつで、刺傷事故による死亡者数は全国で年間30〜70人ほどになります。ハイキングや森林浴などで森林を散策する機会が多くなっていますが、森林はスズメバチにとっても絶好の生息場所です。そのため、スズメバチと出会うことも頻繁になるため、毎年多くの刺傷事故が発生しています。
森林総合研究所では、スズメバチの刺傷事故を軽減することを目的として、スズメバチの季節消長や地域による種類の違い、攻撃性と色との関係、巣の密度調査などの研究を行ってきました。今回作成したパンフレットは、いままでの知見に私たちの研究成果を交え、わかりやすく解説したものです。ハイキングや森林浴などで森林を訪れる方を対象に、スズメバチの生態とともに、危険な時期、危険な衣服の色、そしてもしスズメバチに出会ったときや、刺されたときの対処の仕方が平易に書かれています。また、巻末には主なスズメバチの写真と解説、生活史の概略も付してあります。
これから森林を訪れる機会が多くなります。このパンフレットを読んでいただくことで、スズメバチのことをよく知っていただき、刺傷事故が減少することを願っております。

パンフレットは森林総合研究所ホームページからご覧になれます。
パンフレットはこちらから(改訂版は 第1期 中期計画成果集 の5番目です。)
独立行政法人 森林総合研究所 理事長 大熊 幹章 |
研究担当者 : |
森林総合研究所 森林昆虫研究領域長 牧野俊一
Tel:029-873-3211 内線414 |
広報担当者 : |
森林総合研究所 企画調整部研究情報科広報係長 椎木栄治
Tel:029-873-3211(内線227)
Fax:029-873-0844 |
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