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平成21年 2月 6日 |
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独立行政法人 森林総合研究所 |
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「外来野生動物を知って農林業文化を守る」シンポジウム開催
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概要
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問い合わせ先など | |||||||||||||||||||||
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経緯 | |||||||||||||||||||||
森林総合研究所は、独立行政法人、大学、県研究機関、民間会社、NPO法人など10機関と共同で研究プロジェクト「外来野生動物等による新たな農林被害防止技術の開発」を行ってきました。今般、社会に広く知っていただきたい成果が得られましたのでシンポジウムを開催します。 |
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研究の背景と現状 | |||||||||||||||||||||
現在、国内では30種近い外来動物(外来哺乳類)の生態が野外で確認されています。多くは、ペットや展示用、毛皮利用のために輸入され飼育されていたものの、一部が逃げ出したり遺棄されたりして野生化したものです。なかでも、アライグマ、ハクビシン、ヌートリアによる被害は激しく、3種による2007年度の農作物被害は5億8千万円にものぼります(農林水産省生産局農業生産支援課鳥獣被害対策室調べ)。アライグマはトウモロコシ、メロン、スイカなどに大きな被害を起こしており、ヌートリアは水稲や大豆などを食害します。ハクビシンは特に、ブドウやカキ、ミカンなどの果樹被害が問題となっています。この他、アライグマやハクビシンは人家の屋根裏や床下に棲みつき、騒音や糞尿による悪臭被害を起こしています。現在、2005年に施行された「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」などにもとづいて各地で駆除が行われていますが、被害は依然として深刻な状態にあります。 |
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シンポジウムの内容 | |||||||||||||||||||||
外来動物の知られざる生態と具体的な被害防除方法について研究成果を発表します。シンポジウムは「外来野生動物を知って農林業文化を守る」と題し、3部構成で行われます。第一部の基調講演ではアライグマ、ヌートリア、ハクビシン研究の最近の取り組みと外来動物による被害対策の基本的な考え方を紹介します。第二部ではアライグマ、ハクビシン、ヌートリアの生態や行動の特徴を被害対策にどのように活かすかを解説します。ここでは、駆除には適切な時期があること、駆除の成果が上がってきても決して手を緩めてはならないこと、ねぐらを放置すると駆除の効果が上がらないこと、などの成果を紹介します。第三部では、被害対策の具体的なツールとして新たに開発された防護柵や、ため池の水を住民総出でかき出してヌートリアを根絶したユニークな活動などを紹介します。 |
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参加申し込み方法 | |||||||||||||||||||||
参加は無料ですが、事前登録が必要です。定員を超え次第締め切ります。 【郵送で申し込みの場合】 |
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参考資料 主な外来動物 |
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