プレスリリース
 

平成21年 6月18日

独立行政法人 森林総合研究所
 
木質バイオエタノール製造実証プラントの竣工について
 

ポイント
 ・ 木質バイオエタノール製造実証プラントが竣工を迎えました
 ・ 木質バイオエタノール製造実証プラントの竣工式を行います

 
 
概要

  林野庁から「平成20年度森林資源活用型ニュービジネス創造対策事業(大規模低コスト型製造システム)」の委託を受け、秋田県北秋田市で建設を進めていました木質バイオエタノール製造実証プラント(※)が竣工を迎え、このたび、下記のとおり竣工式を執り行うこととしましたのでお知らせします。

  ※平成20年8月29日付けプレスリリース
    http://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/kouho/Press-release/2008/bioethanol20080829.html


  予算:平成20年度事業費「平成20年度森林資源活用型ニュービジネス創造対策事業(大規模低コスト型製造システム)」

 
 
問い合わせ先など

 独立行政法人 森林総合研究所  理事長 鈴木 和夫
 研究推進責任者: 森林総合研究所 研究コーディネータ  大原 誠資
 研究担当者: バイオマス化学研究領域    真柄 謙吾、池田 努
きのこ・微生物研究領域     野尻 昌信、渋谷 源
 広報担当者  : 森林総合研究所 企画部 研究情報科長 荒木 誠
  Tel:029-829-8130  Fax:029-873-0844
 
 
竣工式

  秋田県北秋田市で建設を進めていました木質バイオエタノール製造実証プラントが竣工を迎え、下記のとおり竣工式を行いますのでご案内いたします。

 
(竣工式)  
日 時: 平成21年6月23日(火)14:30〜
会 場:

北秋田市交流センター(北秋田市材木町2-2)及びプラント建設現場
(北秋田市坊沢字大野宮後150)

(祝賀会)  
日 時: 平成21年6月23日(火)16:45〜
会 場: ホテルニュー松尾「耕ホール」(北秋田市住吉町12-7)
 
 ※ 式典は招待者並びに報道関係者が参加できます。
 
プラントの特徴

  本事業は、東京大学、早稲田大学、秋田県立大学と共同で行い、秋田県及び北秋田市の協力を得て、平成20年度から24年度までの5年間にわたり技術実証及び施設改良を行います。
  バイオマス原料は、食糧と競合することがないスギ林地残材等を用います。木材中に含まれるリグニンを除去するために水酸化ナトリウム水溶液による「アルカリ蒸解法」を用い、さらに得られたパルプ中の多糖類(セルロースとヘミセルロース)を糖化、発酵してバイオエタノールを製造するために酵素と酵母による「同時糖化発酵法」を用います。実証プラントでは、4年後に木質バイオマス1トン当たりバイオエタノール250Lの収率および100円/Lの生産コスト実現を目指します。

 
写真:実証プラント

 


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