各課題成果概要

プロジェクトの成果をパンフレットとしてまとめました

課題1

  • 伐出作業の生産性は、高性能/ 先進的林業機械をうまく組み合わせると、最大2.5 倍向上できます。
  • コンテナ苗の運搬に、急傾斜地では架線を、緩傾斜地ではフォワーダを利用すると、大幅な植栽作業の効率化と労力軽減が可能になります。
  • コンテナ苗の植栽は、専用器具を使うと作業効率は向上しますが、労働負担の軽減には、傾斜の違いに応じて適切に器具を選択する必要があります。

課題2

  • 国産のスリット型コンテナを開発しました。
  • 近赤外光を使う充実種子の選別技術と、播種・土詰め作業の機械化システムを組み合わせると、コンテナ苗の低コスト・大量生産が実現できます。
  • コンテナ苗は、活着が良好な早期出荷(カラマツ1年生苗)や、乾燥しやすい夏季も含めた植栽期間の延長(ヒノキ)を可能にします。
  • 全国で実施されているコンテナ苗植栽試験の成績をまとめました。
  • 下刈り省力化には、伐採後ただちに下刈りすることが重要です。植栽後は、下刈り期間の短縮や隔年下刈りが有効な場合があります。

課題3

  • 苗木の安定供給には、需給調整会議の機能を高め、苗木の需要(造林面積)を早期に把握し、残苗を減らすシステムが重要です。