竹筒ハチとは?


 ハチの中には、竹筒やヨシの茎のように、中空の細長い物体に好んで巣を作るハチがいます。こうした既存の孔に巣を作るハチは「借孔性(しゃっこうせい)ハチ類」「管住性(かんじゅうせい)ハチ類」と呼ばれ、日本には少なくとも60種ほどが知られています。これらのハチは竹筒などを束ねた営巣トラップによく営巣するので、「竹筒ハチ類」と呼ぶことにします。

 こうした竹筒ハチ類は巣の中に餌を蓄えて産卵し、卵からかえった幼虫はその餌を食べて育ちます。餌の種類で大きく分けると、いろいろな昆虫やクモを狩るカリバチ類と、花の蜜や花粉を集めるハナバチ類があります。


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カリバチの仲間であるオオフタオビドロバチの巣。母バチの集めたガの幼虫が蓄えられています。


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ハナバチの仲間であるオオハキリバチの巣。黄色いかたまりは母バチの集めた花粉。幼虫はこれを食べて成長します。