森林生物 イヅツグモ


和名:イヅツグモ
学名:Anyphaena pugil KARSCH
    
分布:本州・四国・九州
 
写真(上):イヅツグモ成体
写真(下):イヅツグモ卵
イヅツグモ成体
説明
スギ林に特異的に多いクモである。成体の体長は5〜6.5mm,出現期は春で,昼間は樹皮下などで休息し,夜間に樹幹を徘徊する。そのため,春先にはスギ樹幹に巻いた段ボール紙内にてよく発見される。5〜6月頃にはスギの葉先に袋状の住居を作り,その中で産卵する。幼体は,スギ樹冠上で発育し,樹皮下などで越冬する。
イヅツグモ卵

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