森林生物 クスサン


和名:クスサン
学名:Caligula japonica japonica MOORE
    チョウ目,ヤママユガ科
分布:北海道,本州,四国,九州,シベリア
 
写真(上):(準備中)
写真(下):クスサン幼虫
(準備中)
説明
幼虫が,クリ園や街路樹のトチノキ,モミジバフウなどに大発生し,全木の葉を食い尽くすこともある。成虫の開張は100mm以上。終齢幼虫の体長は80mmで,その様子からシラガタロウの名がある。1年1回の発生。越冬した卵から4月中旬頃幼虫が孵化し,1,2齢は集団で,その後は単独で葉を摂食する。幼虫は7月上旬には老熟し,葉を利用して編目の繭を作って蛹化する。蛹のまま長期間を過ごし,8月下旬から10月上旬にかけて羽化する。防除:集団生活している若齢幼虫期に,捕殺するか,薬剤を用いて殺虫する
クスサン幼虫

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