森林生物 ダルマガエル


和名:ダルマガエル
学名:Rana porosa
    カエル目
分布:我が国の固有種。関東・中部の一部・仙台にかけて亜種トウキョウダルマガエルR. p. porosaが,東海・近畿・広島,四国にかけて亜種ダルマガエルR. p. brevipodaが分布する。亜種ダルマガエルは環境庁の絶滅危惧[2]類で。中国地方の個体群は水田の近代化により激減している。
 
写真(上):ダルマガエル幼体
写真(下):トウキョウダルマガエル成体
ダルマガエル幼体
説明
トノサマガエルよりもさらに水田に結びついた種で,あまり水田周辺から離れることが少ない。区別点:背中のまん中の淡色の条は(1)まったくないか,(2)あってもとぎれとぎれの事が多いが,時には完全にあり,トノサマガエルとの区別が難しい場合がある。斑紋は雄でも明瞭。雌でも地色が褐色を帯びることが多い。足の長さがトノサマガエルより短いのであるが,慣れないと区別は難しい。鳴き声:中国地方の個体群は,ゲーッ,ゲーッという長い声で鳴くが,他の地域ではゲゲゲゲッという短い声で鳴く。
トウキョウダルマガエル成体

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