説明
幼虫がスギ・ヒノキの樹皮下に穿孔して内樹皮を食害するので,材の変形や変色により材価が下がる。羽を閉じたときの頭頂長から翅端までの長さ
は7mm前後。羽を閉じたときに現れる上面の六角形の亀甲紋が特徴的である。1年に1回発生する。成虫は,関東地方では6月〜7月に出現し,
スギ・ヒノキの針葉上へ1〜2粒ずつ産卵する。孵化幼虫は葉の表皮下に穿孔するが,成長につれて針葉から緑軸,枝,樹幹へと穿孔場所を移動し
ていくが,樹幹への穿孔だけが被害となる。冬を越し老熟した幼虫は内樹皮から脱出し,樹幹上の粗皮を被せて蛹室を作り蛹化する。防除:成虫の
ライト・トラップによる誘殺や,ライト・トラップと燻煙剤を併用して,成虫密度を下げる。幼虫が枝部に穿孔している時に枝打ちを行い,幼虫密
度を下げる。 |
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