森林生物 ヒメヤママユ


和名:ヒメヤママユ
学名:Caligula jonasii
    チョウ目,ヤママユガ科
分布:北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
 
写真(上):ヒメヤママユ3齢幼虫
写真(下):ヒメヤママユ5齢幼虫
ヒメヤママユ3齢幼虫
説明
前翅長は約41〜52mm。1齢幼虫は体全体が黒色であるが,2〜3齢幼虫は側面が黄緑色で背面が黒色,4齢以降は全体緑色で白色毛を伴う。5月下旬〜6月上旬に終齢幼虫となる。終齢幼虫の体長は約60mm。だ円形で網目状の繭を作って蛹化する。成虫は秋に羽化し,交尾したメスは樹幹に不規則な卵塊を産みつける。卵で越冬する。幼虫は,バラ科,ブナ科,カエデ科などさまざまな植物につく。
ヒメヤママユ5齢幼虫

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