山下 尚之 (Yamashita, Naoyuki)
略歴
2008年 10月
酸性雨研究センター 生態影響研究部 契約職員
2012年 4月
アジア大気汚染研究センター 生態影響研究部 ポスドク研究員
2015年 10月
森林総合研究所 立地環境研究領域 土壌資源研究室 主任研究員
専門・研究テーマ
研究のキーワード:土壌化学、物質循環、マッピング、ペドメトリクス、機械学習、熱帯林、渓流水質、大気沈着
土地利用変化や大気汚染、気候変動による森林生態系(植生・土壌・水質)の攪乱について、物質動態応答の実態解明や広域リスク評価手法の開発をおこなっています。特に土壌圏の空間異質性に着目した研究アプローチを得意としており、ペドメトリクス(地球統計学など)や衛星リモセンデータを活用した土壌の空間分布予測などにも取り組んでいます。
参考:
森林総合研究所研究成果報告「10mの空間解像度で全国の森林土壌炭素地図を作成」
森林総合研究所研究成果報告「越境大気汚染を考慮した水質汚染リスクの分布を明らかにしました」
プレスリリース「日本全国の土壌有機態炭素地図を作成 ―FAO (国連食糧農業機関)作成の全世界地図の日本部分、気候変動対策の立案などに利用―」
主な研究テーマ・参加プロジェクト
日本の山地の複雑地形に最適化した先進的な土壌サンプリング
機械学習の応用による土層厚推定の精緻化と広域マッピング
日本の森林における土壌炭素マップの高空間解像度化と世界土壌炭素マップへの貢献
東南・東アジアの陸域生態系における大気汚染リスクの広域評価(酸性化と窒素飽和の臨界負荷量マップ)
林分の成長に影響する環境要因の抽出及びマッピング
安定同位体比を用いた熱帯林集水域の硫黄・窒素動態の解明
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