研究紹介 > トピックス > ニュース > ニュース 2010年 > 鈴木和夫理事長が「みどりの学術賞」を受賞
更新日:2010年5月26日
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「みどりの学術賞」は、国内において植物、森林、緑地、造園、自然保護等に係る研究、技術の開発その他「みどり」に関する学術上の顕著な功績のあった個人に内閣総理大臣が授与するものです。
鈴木和夫理事長は、樹木と他の生物との相互関係が森林の健全性に大きく影響していることに注目し、多様な生活型をもつ菌類と森林の健全性や多様性に関する研究を行ってきました。特に、マツ林を対象に、ナラタケ類、マツタケ、マツ材線虫病などを中心に、森林における生物間相互作用を明らかにしてきました。さらに、持続可能な社会には森林・樹木の健全性が重要であるとして、樹木の保全に関する専門技術者の資格となる樹木医制度の創設と発展に尽力しました。
これらの業績により、日本林学会会長、樹木医学会会長、国際森林研究機関連合(IUFRO)理事・森林の健全性部会長などを務め、また日本学術会議会員として「森林の多面的な機能の評価について」の取りまとめに参画するなど、森林の多面的な機能の高度な発揮に向けて主導的な役割を果たしてきたことを評価いただき、今回の受賞に至りました。
「みどりの学術賞」の授与は、2010年4月23日の「みどりの式典」において行われました。
http://www.cao.go.jp/midorisho/gakujutsusho/profile_suzuki.html(外部サイトへリンク)
みどりの式典における学術賞の授与 |
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