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更新日:2018年4月1日

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日本の森林の恵みを活かす総合力

森林は、水循環や大気中の二酸化炭素吸収への深い関わりを通じて、人類の生存に必要な地球環境を形成するとともに、国土保全、水源かん養、林産物生産などの機能によって私たちの日常生活を支えています。とりわけ日本の国土は山地が多く、産業の発展と国民の安心・安全な生活にとって、健全な森林の育成は不可欠です。現在、国土の7割が森林で覆われていますが、その森林の4割は人の手によって造成されてきた人工林で、現在の森の恵みは先人たちの努力の賜物です。そして、その多様な恵みを今後も維持増進させるためには、たえず森林の育成に心を配る必要があります。

森林研究・整備機構は、森林の働きと林業・木材産業にかかわる研究開発業務を通じて科学技術、行政施策、社会経済活動、国際協力に貢献するとともに、水源林造成業務を通じた水源かん養機能の高い奥地水源林の整備や、森林保険業務を通じた健全な人工林経営の支援を進めています。そして、豊かで多様な森林の恵みを活かした循環型社会の形成に努め、森林環境を基盤とする文化と人類の持続可能な発展に貢献することをミッションとしています。

これらに対処するため、森林研究・整備機構は、研究開発業務を担う森林総合研究所、水源林造成業務を担う森林整備センター、森林保険業務を担う森林保険センターの3つのグループで構成されています。しかし、私たちの組織だけで全国の、さらに世界の森林問題に対処できるとは思っていません。

森林研究・整備機構は森林にかかわる関係省庁、産業界、教育機関、森林所有者、森林の恵みを受けとる国民の皆様、さらには国際機関との連携を密にして、総合力を発揮する中核的機関としての役割を担っています。皆様のご協力、ご鞭撻を賜ることができれば幸いに存じます。

 

国立研究開発法人森林研究・整備機構
理事長 沢田 治雄

写真:沢田理事長