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森林総合研究所主催 第2回森林・林業教育セミナー 開催報告
     (2007年7月27日〜28日、多摩森林科学園)
 

  
  森林総合研究所では、研究成果を教育現場に広く普及することを目的に、全国の専門高校森林・林業関連学科の先生方を対象とした森林・林業教育セミナーを開催しました。筑波で開催して好評だった第1回に続き、今年は多摩森林科学園の環境教育林をフィールドとして開催しました。本セミナーは、科学技術振興機構のサイエンス・パートナーシップ・プロジェクトの理数系教員指導力向上研修として実施したものです。
  セミナーでは、「環境の世紀における持続可能な森林の役割」をテーマに、外部講師もお招きして、教育現場で役立つ実習を中心とした4つの研修を実施しました。

  概要 ・森林環境教育の可能性                       多摩森林科学園 大石康彦
      ・多摩森林科学園の森林管理(バイオマス資源の有効活用)  多摩森林科学園 井 春夫
      ・3S技術と森林管理入門(PDAとカシミールの活用)       富山県林業試験場 小林裕之
      ・針葉樹と広葉樹の木材組織                     多摩森林科学園 藤井智之

  当日は北海道から鹿児島まで10名の先生方の参加を得て、熱心な研修となりました。研究所職員との総合討論では、高校の現状として、森林・林業教育を担う高校教員に対する専門的な研修が全くないことや、転勤の促進等の関係により森林・林業教育を担う教員の約半数が森林・林業関連学科で学んでいないことなどが話題となりました。
  参加された先生方からは、研修の評価(5段階)の平均が4.5と非常に高く、「よかった」が100%を占めました。今回の研修教材を授業ですぐに活用するための問い合わせが相次ぎました。最新の森林に関する知見が高校の授業で活かされることと思います。また全員がセミナーの継続実施を希望され、高校教員にとって森林・林業の研修が求められている状況がわかりました。
  本セミナーを継続的に開催するには、実施体制上の課題と、高校側の体制(参加教員の費用負担、勤務上の扱い、研修としての認定等)などがありますが、今後も継続的実施を検討したいとの挨拶をもって、第2回のセミナーは閉会しました。
  
「森林環境教育の可能性」の様子
「森林環境教育の可能性」の様子
「多摩森林科学園の森林管理」 むささび観察の紹介
「多摩森林科学園の森林管理」 むささび観察の紹介
「3S技術と森林管理入門」 PDAを活用した実習の様子
「3S技術と森林管理入門」 PDAを活用した実習の様子
「針葉樹と広葉樹の木材組織」の様子
「針葉樹と広葉樹の木材組織」の様子