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プレスリリース

2020年10月15日

国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所

森林総合研究所公開講演会「きのこを知る―微生物研究の最前線」

ポイント

  • 森林総合研究所は、秋の味覚「きのこ」をテーマにした公開講演会を開催します。
  • 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、講演は森林総合研究所公式YouTubeチャンネルで配信します。

概要

国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所は、令和2年度公開講演会「きのこを知る−微⽣物研究の最前線」をオンライン開催いたします。講演は公式YouTubeチャンネルにて11⽉2⽇から順次配信を開始いたします

背景

きのこは微⽣物の⼀つであり、分解者や樹⽊の共⽣者として、森の⽣態系に⽋かせない存在です。古くより「森の恵み」、「秋の味覚」として親しまれてきましたが、今では栽培技術の進展・普及にともない、⾷材として何時でも⼿に⼊れることができるようになりました。⼀⽅、マツタケやトリュフなど経済性の⾼いきのこについては、栽培化ができていないため栽培技術開発への期待が⾼まっています。さらに、きのこは様々な機能性を有するため、健康⾷品としても脚光を浴びています。きのこなどの微⽣物の様々な「働き」に注⽬した研究も、⽊質資源の有効利⽤を実現する上でとても重要です
今回は、このように私たちの⽣活に様々な関わりをもつ「きのこ」について、最新の研究成果を中⼼に紹介し、今後の研究開発の取り組みを広く⼀般の⽅に向けて紹介する機会にしたいと考えています。
なお、今回の公開講演会については、新型コロナウイルス感染拡⼤防⽌の観点から、YouTube 等を利⽤したオンライン開催といたします。

内容

  • 招待講演
    「きのこの機能性と⾷品としての価値」東京農業⼤学地域環境科学部森林総合科学科 学科⻑ 江⼝ ⽂陽 ⽒
  • 一般講演
    「きのこそして微⽣物−その⽣き様と⼈との関わり」きのこ・森林微⽣物研究領域 領域⻑ 服部 ⼒

 「しいたけ害⾍の総合防除」森林昆⾍研究領域 昆⾍⽣態研究室 室⻑ 北島 博

 「国産トリュフ−栽培に向けた試み」きのこ・森林微⽣物研究領域 微⽣物⽣態研究室 主任研究員 ⼩⻑⾕ 啓介

 「微⽣物を使って⽊から造る−ガス燃料からプラスチック、お酒まで−」森林資源化学研究領域 微⽣物⼯学研究室 主任研究員 ⼤塚 祐⼀郎

  • ポスター発表
    「マツタケの放射線育種」
    「⽣シイタケに含まれるビタミンD 量の調整」
    「野⽣きのこの放射性セシウム濃度は種によって異なる」
    「害⾍の天敵寄⽣蜂によりシイタケを守る」
    「菌類を活⽤したスギ花粉⾶散抑制技術−スギ花粉⾶散防⽌剤−」
    「林⽊育種センター及び森林バイオ研究センターにおける林⽊育種の取組」
    「私たちのくらしと⽔源の森林(もり)づくり」
    「これからの作業道づくり−丈夫で簡易な作業道づくりの実践−」
    「森林にも保険があります。−災害リスクに備えよう−」
    「森林保険の災害別お⽀払い事例−備えておいてよかった!−」

配信開始・配信方法

 

お問い合わせ

広報担当者:
森林総合研究所 企画部広報普及科広報係
Tel: 029-829-8372
E-mail: kouho@ffpri.affrc.go.jp


 

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所属課室:企画部広報普及科広報係

〒305-8687 茨城県つくば市松の里1

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FAX番号:029-873-0844